皆さん
正念場の11月≪給油阻止闘争≫としての国会前座り込み闘争が、本日愈々再開されました。
以下は、これに向けての、「9条改憲阻止の会」からの昨日の呼びかけです。
11/14(金)も座り込みを続け、今日もやっています。
その傍ら、衆議員会館会館内で、「自衛隊の現状と田母神論文批判」をテーマに、小西誠さんを講師に招き、学習集会をやりました。これで、2回目の学習集会です。
自衛隊は、情勢に規定され、一方では、イラクやアフガンの米軍展開に協力しつつ、他方では、明確に中国を仮想敵国と規定し、対中国対決を押し出してきていること、対内的には対テロ・ゲリラ・コマンド作戦(治安出動)へと、国内対応の展開戦略を再編成しつつあります。
このような戦略追求はちぐはぐで統一性を欠き、過酷であり、それを防衛省幹部は伝統的な旧軍的規律の押し付けで乗り切って行かん、とするわけですから、その規律、隊内秩序はグローバリズム市場競争社会の個人(利己主義)社会の中で育ってきた隊員には大きな乖離となります。
自殺者の増大、暴行、いじめらが頻発化し、隊員はストレスを鬱積させています。規律弛緩、液状化的な解体的危機を乗り切るべく、士気高揚策が幹部において追及され、その一つが田母神論文と言って良いこと。
小西さんは、こう言った実情を語りつつ、「米兵・自衛官人権ホットライン」のところには、隊員やその家族からの相談件数が急増してきていると報告しました。
僕らは、9条改憲阻止戦略の下、あくまで「給油延長反対」「自衛隊恒久派遣法制定反対」「自衛隊海外派兵反対」をしぶとく追求しつつ、他方で、事実関係においても歴史を偽造し、恣意的に先の侵略戦争を、否定せんとする田母神らの論を徹底的に批判し、これと一体に、自衛隊批判、否定の叛軍工作、大衆闘争を切り開いてゆかなければなりません。
小西氏の最新の著作「自衛隊−−そのトランスフォーメーション」(社会評論社、1800円)は、自衛隊の実情が分かり、極めて有益です。
小西さんとのトークでは盛り上がり、座り込みもみんな熱気が入ってゆきました。
24日とみなされる衆議院再議決を阻止すべく、若し長引けば、追い討ちをかけ、座り込みも延長し、食い下がってゆくこととなるでしょう。
国会前座り込み現場ニュース21号をお届けします。
|